気まぐれ日記 2023年4月

2023年3月はここ

4月1日(土)「京都のタケノコを堪能・・・の風さん」
 相変わらず、下半身の筋肉痛。これくらいの筋トレか筋肉労働をしないといけないのだ、ボケ老人は!
 さあ、月例の雑務も頑張るぞ。カレンダーをすべて更新し、鏡と排水パイプと空気清浄機のそうじをした。ウッドデッキの塗装の後片付けの続きをやり、車庫の上のガーデンテーブルやベンチ、チェアをウッドデッキに戻した。ガーデンテーブルなどもきれいになったので、ウッドデッキのウォルナットとのコントラストが美しい。ワイフがパラソルを持ち出した。うん、いい感じだ。
 京都の先生からタケノコが送られてきた。毎年、自らとったタケノコを送ってくださる。当地のタケノコよりも早く、京都(さざれ石山)というブランドもあいまって、ぜいたくな気分を味わえる。早速ワイフが昨年これも送ってくださった米ぬかを使ってあく抜きを開始した。
 いちおう4月になったので、屋内の暖房器具(私が出した分)を片付けた。サンスベリアの葉っぱがまた1枚、なぜか根元が腐って折れたので、ハサミでカットして葉挿しした。
 期末の仕事で超重要なのが、ゴキ用毒餌の設置(更新)だ。1年ごとに半分ずつ更新していく。ついこの間、久しぶりにゴキが出たので、油断はできない。毒餌のパック一つ一つに23,4,1とマジックで記入した。
 夕方、長女が里帰りしてきた。隔週のサラちゃん調教のためだ。人間に慣れないサラちゃんには、長女の限りない愛情が必要である。
 晩御飯のとき、京都の先生が送ってくださったタケノコのフライが出て、地元の酒蔵の冷酒で堪能した。酔ってしまったので、どうせ仕事ができないなら、とAmazonprimeで映画を観た。キアヌ・リーブスの「コンスタンティン」というオカルト映画だ。主役がカッコよければ、中身はどうでもいい(笑)。

4月2日(日)「雑務の多い1日だが・・・の風さん」
 まだ筋肉痛が残っている。メルカリ出品が2つ売れたので、昨夜梱包をしておいた。ブランチ前にコンビニへ行き、発送してきた。
 期末恒例の仕事がまだ残っている。リビングの照明器具(蛍光灯だがシャンデリア構造)は防虫構造になっていないので、分解して内部の羽虫の死骸を掃除した。高所作業で、構造上分解・組立ても難しい。後期高齢者になる前に、シンプル構造のものと交換しておかないとやばい。その後、屋内に残っていたポリタンクの灯油をすべて屋外タンクへ補充した。これで、灯油関係の雑務は終了。その後、充電式チェーンソーを取り出して、少々の伐採作業をおこなった。以前、のこぎりでやっていたことが、これだとあっという間だ。
 長女がやっと起き出してきて、ブランチは事実上ランチになった。
 やはり疲労が出て、その後、昼寝。
 夕刻、ワイフがウォーキングへ行きたいというので、同行した。目的地は近くのスーパーだ。最短コースで往復したが、スマートウォッチの万歩計はそれだけで6000歩を超えた。
 家族3人でコーヒータイムのあと、チェーンソーのバッテリーの充電が終わったので、小屋に片付けた。
 晩御飯後、長女を名古屋までアクアで送った。
 帰宅し、児童書を1冊読了した。この児童書は傑作で、感銘を受けただけでなく、次の自分の作品の大きなヒントを得ることができた。大収穫である。明日から、本格的に物語の構想を練る作業に入れる。
 続けて、一昨日写真を撮っておいた本のメルカリ出品作業をしていたら、またメルカリ品(CD&DVD)が売れた。漫然とメルカリ出品をしているわけではなく、ビジネス的見地から色々と考察しながらの作業で、手応えを感じられると、実に面白い。今売れた出品物もそうだ。
 就寝前のスマートウォッチの万歩計は1万歩を超えた。

4月3日(月)「セミナーテキストを作成・・・の風さん」
 ボケ老人としては、とにかく体を動かすことを心掛けている。
 売れたメルカリ品を発送するため今日もコンビニへ行った。続けて、最後に残っていた月例の仕事、レンジフードの掃除をした。月例の仕事としては、これだけだったので、楽だった。
 ルーチン後、ワイフからウォーキングを誘われた。専門家から運動を推奨されているので、ワイフはやっとその気になっている。もっともただ歩くのではなく、この間の続きで、つくし取りも目的になっている。もういいかげんなくなっているかと思ったら、日陰になっている田んぼ道にたくさん生えていた。帰宅してすぐ、きれいなウッドデッキのガーデンチェアに座って、つくしのはかま取りをした。今夜もつくしの卵とじが食べられるのはうれしい。
 13日にセミナーの仕事が予定されている。応募はまだ少ないが、集合型つまり対面でのセミナーなので、できればやりたい。ぎりぎりまで募集をしてもらえるように、今日は講義スライドとテキスト作りをおこなった。基本的には昨年の集合型で使ったものがベースだが、Websiteの講義内容をチェックすると、やや違いがあったので、更新した。この更新にけっこう時間がとられたが、就寝前までに作業を終え、印刷用データを事務局へ送った。セミナーが中止になれば破棄されるものだが、また次の機会があれば使える。
 本業の執筆ができなかったが、体を動かしたので、とりあえずOKとしよう。

4月4日(火)「高校時代の同級生・・・の風さん」
 毎年ためたコーヒークーポンで景品をゲットするのが楽しみだ。今日、その作業をやったが、クーポンを台紙に貼るという単調な作業だったが、疲れた。終わってすぐ、徒歩で投函に行ってきた。また来年の楽しみだ。帰宅してすぐ、今度はキャメロンでコンビニへ走った。実はまたメルカリが売れたので、その発送に行ったのだ。
 昼食にインスタントラーメンを食べたら、なぜか疲労が出て、リビングのソファでダウンしてしまった。
 NHKの番組「鶴瓶の家族に乾杯」に高校時代の同級生が出るという連絡があり、昨夜、見るつもりでいて、見逃した。それで、NHKプラスで見られるか確認したら、大丈夫だったので、晩御飯後、ワイフと見た。場所は、秋田県五城目町(ごじょうめまち)で、ここ数年で3回現地を訪れていて、つまり同級生とは3回会っていた。朝市で有名な五城目町だが、実は、遊歴算家の山口和も同地に長く滞在して数学を教えていた。だから、昨年出版した『遊歴算家・山口和「奥の細道」をゆく』の中にもしっかり物語を創作して書いた。
 クラスも同じだった同級生は、地元の古書店を経営している。番組の中では、「父の代からでもう50年もやっている」と語っていた。鶴瓶はシンガーソングライターのあいみょんと五城目町を訪ねていて、古書店を見つけて入ったのは、あいみょんである。同級生だけではないが、出てくる町民はみな自然体で対応していた。
 PCで番組の録画はとれなかったが、何らかの形で、知人たちへ知らせたい。
 明日は、期末最後の仕事、アクアのタイヤ交換(スタッドレスからノーマルへ戻す)をできればやりたい。

4月5日(水)「初めて車庫内でタイヤ交換・・・の風さん」
 天気が崩れるのは日没後らしい。穏やかな陽気で、日中、車庫が空いているので、こうなったらアクアのタイヤ交換をするしかない。
 車庫の中でのタイヤ交換は初めてだ。車庫前の道路は傾斜があり、ジャッキアップにもあまり環境が良いとはいえなかった。車庫の中でのこういった作業が可能であれば、今後、少々の雨はもちろん、日差しの強い日でも色々なメンテができるだろう。その確認のためにも、今日はやる価値があった。
 実は車庫の中も平坦で水平ではない。しかし、場所を選べば、車庫前の道路よりもましな位置があった。そこへアクアを移動させた。ここからの作業は、もう何度もやっているので、比較的効率的で肉体的に無理のない手順が決まっている。ところが、意外な事実が出現した。これまでアクアのタイヤのナットは、アクア常備のレンチを使っていたのだが、今回は(取り出すのが面倒だと)、キャメロン常備のレンチでやろうとしたら、ホイールのくぼみに入らないのだ! 何でもコレクターの風さんは、形状の違うレンチを4本も持っているが、そのどれもが入らない。六角の外側の肉厚がやや厚いからだった。最新のアクア常備のレンチは、肉厚が薄くてホイールに挿入できる。つまり、レンチ製造業者は、強度を確保しつつ肉厚を薄くしてコストダウン(材料歩留まりの向上)をはかったに違いない。
 昼食をはさんで作業を継続した。片付けまでとどこおりなく終了させることができた。昨年の暮れには、初めて油圧ジャッキを導入して作業改善をはかった。今回は車庫の利用が可能であることを確認できた。こうなると、さらに次回の改善に挑戦したくなる。車庫の中で夕刻でも作業できるように、作業用ライト(ホームセンターで販売している)を用意するとか、所有しているトルクレンチや充電式ドライバーを試す、あるいは単純なクロスレンチの利用も頭に浮かぶ。近い将来、運転免許返上のタイミングが来る。自分でやるタイヤ交換断念のタイミングもその前後にありそうだが、暗い、寂しい予想はやめよう。
 タイヤ交換中に、注文してあったAppleWatchSEのクリアカバーが届いた。装着したら、薄いのでまったく違和感がない。ボケ老人はどこで時計をはめた手首をぶつけるか分からないので、これは必需品だと思った。
 NHKプラスで見た「鶴瓶の家族に乾杯 五城目町編」の中の、同級生が出ている画面をiPhoneで撮影し、それをFBにアップした。ガードがかかっていて、全画面でのスクショができなかったので、画像はやや粗いが、それでも貴重な情報だと思ってアップした。

4月6日(木)「屋内作業の日だったが・・・の風さん」
 昨日のアクアのタイヤ交換は筋肉労働だったと思う。それでも、今朝はあまり筋肉痛を感じなかった。ウッドデッキの塗装と使う筋肉が違っていて、それほど大変でもなかったのかもしれない。
 今日もいくつか重要な雑務をやらなければならない。10月の秋田での講演が確定したので、安価な航空チケットを手に入れるべく、昨夜、下調べをしておいた。ひと晩寝ても、迷いは生じなかったので、予約し購入した。2泊3日の予定である。いつも通りにレンタカーも予約するのだが、今回は初めての会社にした。3社目で料金が一番安かった。これは経験するのが楽しみだ。さらにホテルの予約に進んだが、航空会社の画面から検索したいつものホテルは、公式ページから会員としてログインして予約する方が安かったので、そうした。もう1か所も予約しようとしたが、こちらはまだ先だからだろう、予約できなかった。
 今日明日と雨の予報だった。だから屋内の雑務を優先させたのだが、午後から曇りとなり、時々晴れ間もあった。そこで、ワイフにウォーキングを提案したら、またつくし(土筆)を取りたいという。もうないんじゃない?と思ったが、行ってみると、まだ生えていた。周辺はほとんどスギナになっていたが。たいしたウォーキングではないのだが、疲労を感じるのは、老化で体力が落ちているからだろう。厄介なことだ。
 今月は2つのセミナー講師の仕事が予定されている。まだ作成していない方の、講義スライドとテキストの作成に取り組んだ。1年ぶりなので、この1年間に実施したほかのセミナー資料を流用してアップデートした。こちらはどうにか受講生が集まっているので、私も申し訳なさそうにやらなくてもよい。それはとても気が楽だ。印刷用テキストのデータのファイル容量が大きくて送れなかったので、急遽データ便を利用して送付した。
 予定していた屋内作業が進んだが、作家業の方は停滞している。そうこうしている間に、またメルカリ出品が売れた。タレント本である。

4月7日(金)「冷たい雨の降る1日・・・の風さん」
 庭の梅の木の枝が葉っぱでにぎやかになってきた。だが、今朝は雨に濡れてちょっと寒そうだ。
 朝のルーチン後、メルカリ品を梱包し、雨の中、コンビニまで発送に行った。雨は今日いっぱい降り続ける予報だ。気温が低いが、これは平年並みなのだろう。
 今日の朝食は抜きで、いつもの朝食、トーストとホットミルクが昼食になった。働かざる者食うべからず。ボケ老人の私はまさにこれだ(笑)。
 10月の秋田の予定がほぼ決まったので、知人へその情報を伝えておいた。早い情報で驚くかもしれない。
 6月に京都で講演の仕事がある。紹介してくれた知人から電話があり、主催者側の方へ挨拶しておくように言われた。すぐに電話し、事前の事務手続きなどについて話し合った。
 3日のNHK「鶴瓶の家族に乾杯」の中で高校の同級生が出たことをFBにアップしたら、会社の同期の友人から「ひょっとしてヤラセ?」と質問があったので、確認したところ、まったくアポもなしにシンガーソングライターのあいみょんがやって来たとのことだった。台本なしだったから、あれだけ面白い番組になるのだろう。
 久しぶりに藤沢周平さんの短篇を読み、その本を読了した。今年15冊目だ。短篇でも人生の深さ、尊さを感じる作品だった。
 庭のログの壁を一面だけ塗装しておくことにした。YouTubeでやり方をいくつか見て勉強した。ウッドデッキより痛み方はひどくないが、短いサイクルでこまめにやるのがポイントらしい。明日から数日間、雨の恐れがなくなるので、工程を分割して取り組みたい。

4月8日(土)「強風のため予定変更・・・の風さん」
 雨が上がったので、庭のログハウスの東面の塗装計画に着手だ。
 先にホームセンターへ行き、DIY用品の補充の買い物をしてきた。
 ところが、よくある雨後の強風が吹き荒れていて、屋外作業はちょっとためらわれた。とりあえず、小改善計画だけやった。屋外ホースの先端にノズルをつけておくこと(実は、単純な作業ではない。ジョイントを工夫して自作しなければならなかった)、物干し台のパイプの先端をふさぐキャップが破損していたので(ホームセンターにはピッタリな交換部品がなかったので)、ビニールテープでぐるぐる巻きにしておいた。こんな他愛もない作業でも、強風下ではやりにくかった。
 予定通りであれば、ログの東面の高圧洗浄と壁面灯の塗装をするつもりだったが、あまりの強風のために断念した。これが悔しくて、もっと先にするつもりだった、油絵具のメルカリ出品をすることにした。次女が、先日里帰りした時、不要だと言って持って帰らなかった物だ。ほとんど未使用だったので、ネットで新品の価格を調べた。世界堂のオンラインショップの価格が妥当と判断し(こんなに高いとは予想していなかった)、そこの3割引きくらいに設定して、出品してみた。もし「いいね」の反応があれば、さらに1割引きしてみるつもりだ。
 停滞している読書をして、執筆意欲をかきたてることもした。
 就寝前の読書の中で、エンターティンメントの中心は、やはり「驚くようなストーリー展開」だと思った。児童文学の場合でも、本格的な書き方はできないが、ちゃんと人間ドラマが盛り込まれていて、さらに「驚くようなストーリー展開」にすることは必須だと思った。

4月9日(日)「外灯のメンテ構造・・・の風さん」
 風が弱まったので、屋外作業に出動した。予定から1日遅れだ。水曜日が雨の予報なので、余裕はない。
 最初はログハウス東面の高圧洗浄だ。木材は日光(紫外線)が最大の劣化原因で、ログハウスの場合、東面が最も日照時間が長くなり、結果として傷んでいる。だから、最優先にここの塗装をすることにしたのだ。
 続けて、壁面についている外灯の補修に取り掛かった。アンチークな形状をしている。実は、ログハウス建築以来メンテしたことがなかった。金属部分の黒い塗装が傷んでいるのと、3面についている模様の入ったガラスが汚れていた。小さな屋根部分を取り外して、家の裏側でスプレー塗装した。内部の電球は当初は白熱灯(60W)だったが、電球型の蛍光灯に交換してあった。今回、さらに電球色のLED(6Wくらい)と交換する。飾りなので、消費電力は小さいほどいい。
 本体の再塗装をするためには、ガラス部分を養生テープで覆わなければならない。本体内の底部にたまっている虫の死骸も取り出さなければいけない。なんてメンテ性の悪い構造だろうと、愚痴をたれながら、外からガラスを拭いていたら、突然外れた。「ああ、壊れてしまった」とぼやきながら、外れたガラスを取り出すと、外周部は面取りされていない。危ないと思いつつ、布で拭いているうちにうっかり指を切ってしまった。鋭い切り口で、血が止まらない。応急処置のため、屋内に入らなければならなかった。
 最終的に判明したのは、3面あるガラスのうち2面は取り外し可能になっていた。つまりメンテ用に内部に手が入る構造だった。それならガラスに面取りは必須だと思うが、まあとにかく、虫の死骸はほとんど取り出せた。
 ガラスに養生テープを貼って、本体部分もスプレー塗装した。結局、外灯の屋根も本体も、今日中に2回スプレー塗装したので、塗装は終了である。
 屋外作業が順調に終了したので、ワイフを誘ってウォーキングに出かけた。今日は、住居地の団地の最外周をぐるりと回るコース。健診結果に問題があって、食事指導や運動指導を受けているワイフは、やっと久しぶりのウォーキングを再開する気になったのだ。
 昨夜メルカリ出品した油絵具のセット2種類が、「いいね」がついたのでさらに1割引きしたら売れた。明日、発送する。やれやれ、忙しい。

4月10日(月)「ログハウス東面の塗装1日目・・・の風さん」
 ボケ老人が行動を起こすには気合以外にない。毎日それの繰り返しだが、継続は力なり。1ミリでも前進し続けて、ある時ふと振り返れば、背後にそれなりの道ができている。足跡が残っている。
 木曜日に名古屋で対面式のセミナーの仕事があるので、朝から hairdye を強行。そのプロセスの合間に、メルカリ出品の梱包をした。今回売れた一つの商品が、どうしても厚さ3センチに入らないので、ネコポスからゆうパケットプラスに変更するとメッセージを書いたら、親切にも、ゆうパケットポストの方が安いと教えてくれた。発送用シールを使って、郵便ポストの投函口から入れば、3センチを少し超えていても送れるという新情報だった(これまで知らなかった)。さらに購入者は、自分ならこうするという梱包方法まで指南してくれた。
 購入者のアドバイスにしたがって梱包したら、うまく行きそうだったので、おまけ(お礼)の品物も入れた。
 うまく hairdye も完了し、キャメロンで出発。1品はコンビニからネコポス(210円)で発送し、もう1品はJP分局へ向かった。ゆうパケットポストのための専用発送シールを購入した。20枚入りで100円なので、1品当たりのコストは5円だ。いちおう窓口の所員にもやり方を再確認した。専用発送シールのQRコードを読み込んでから、分局前のポストに投函した。ギリギリで入った(アドバイス通りプチプチで梱包したので、弾力があり、いくらか縮む)。ゆうパケットポストは215円なので、シール代と合わせて220円である。もしゆうパケットプラスで発送していたら、専用箱の65円と送料455円を足して520円になるところだった。差額の300円は大きい。私のメッセージを読んで、購入者もガマンできずに指南してくれたのだろう。ネット利用ながら、フリーマーケットでのやりとりと似た交流ができたことになる。
 午後は、昨日できなかったログハウス東面の塗装と外灯の補修である。ウッドデッキの塗装経験が生きた。外灯は黒く再塗装をしたが、背面と屋根の内側は白で再塗装した。この白は、光の反射のためで、効率よく明るくするためだ。私の工夫ではなく、最初からそうなっていたようだ。外部の黒も内部の白もどちらも塗装は劣化していたので、再塗装したのである。
 明日は、塗装の2日目で、明後日の雨の前に終了すれば、成功である。
 夜は読書に時間を使い、早めに就寝した。

4月11日(火)「ログハウス東面の塗装2日目・・・の風さん」
 ログハウスではワイフのトール教室が開催される。教室とは言うより文化サロンのようなもので、画業に専念した後、長い茶話会となる。女性にはこういったおしゃべりの場が重要だ。
 午前中、ドラッグストアでのまとめ買いとホームセンターへDIYのための用具購入に行ってきた。ホームセンターでは外灯の屋根を固定するローレット・ネジを探したが、同じものがなかった。2個紛失しているだけなので、なくても何とかなるが、とりあえずM4の六角ナットとしてはやや大型の、回り止め付きのものを買った。
 強風が吹くと車庫の上の物干し台が倒れるので、手すりとをゴムベルトでつないでおいた。そんなことをしているうちにトール教室が終わった。
 2回目の塗装の準備はバッチリできていた。昨日の1回目が終わっただけで、ずいぶんときれいに仕上がっていたので、上塗りすれば完璧になるのは確実だった。窓も塗装用の養生テープで保護したままだったので、安心して上塗りできた。押し出し窓も開いて、側面も塗装した。
 2回目の塗装が後片付け含めて終了したのは、午後4時だった。連日積極的に体を動かしているので、疲労もたまっていたらしい。日が暮れるまでソファでダウンした。
 日没ごろ、まだ乾燥していないウッド部分に触れないようにしながら、東面の外灯にLED電球を入れ、元の形に組み上げた。点灯すると新品のように明るくなった(が、本来設計の10分の1のワット数なので、それなりの明るさだ)。これから羽虫が増えるので、内部にためこまないように、この外灯は必要時にしか点灯しない。
 来週明けに、リビングのクーラーを業者にエアコンと交換してもらう。当面やりたかった大きな工事は、それで一段落するだろう。
 夜、新鷹会の仲間にメールで提案をした。長谷川伸先生の業績を讃える、私なりのささやかな仕事ができるかもしれない。

4月12日(水)「あっという間に1日が終わり・・・の風さん」
 8時前に起床した時はまだ雨は降っていなかった。
 新鷹会の仲間から返信があり、私の提案に賛成してくれたので、早速、森直樹著『長谷川伸先生の旅』を6冊、仲間へ送ることにした。ところが、この準備が大変だった。そもそも私が自費購入してあった本が何冊残っているか、その確認から始めなければならなかった。11冊を確認できたので、6冊送っても大丈夫だと思った。次に、この6冊をレターパックプラスで送ろうとしたのだが、きれいに収納できなかったので、5冊にし、あと1冊はスマートレターに入れた。仲間からは最新の「大衆文芸」が送られてくる。
 郵便局へ行くので、もう一つ出そうと思い。出版社のS社から来ている、適格請求書発行事業者の登録番号の連絡書を作成した。
 これらをすべて持って、JP分局まで行って帰ってきた。昼前に終えることができたのだが、自分としては、もっと早く終えたかった。
 昼食のインスタントラーメンを食べるころ、ようやく雨がぽつぽつ降ってきた。昨日の2回目の塗装がギリギリ間に合った気がする。
 そこでホッとしたわけでもないが、ひどく疲労感をおぼえたので、1時間半ほど仮眠してから、明日のセミナーの準備を開始した。
 行きの電車と地下鉄の乗り継ぎ時刻を確認してスケジュールの中に記録した。講義のための服装(合着のスーツ)をすべて用意した。持参する参考資料を選抜し、それらを入れていくビジネスバッグも決めた。最後は、MacBookAirと小物類そして講義スライドである。
 講義スライドは執筆マシン(Windows)で作成したが、実際はMacBookAirを使うので、文字のフォントの調整が必要である。PPTをPDFに変換して、それを使えば問題ないのだが、のちのちのことを考えて、執筆マシンでもMacBookAirでも問題ない共通のフォントに変更した。この作業が意外と手間取った。
 明日は早起きしなければならないので、早めに作業を切り上げ、入浴して寝てしまおうと思った。ところが、いつも宵っ張りなので、早くベッドに飛び込んですぐ眠りに落ちれるわけがない。悶々としているうちに、トイレにまで行きたくなった(笑)。

4月13日(木)「満員電車・・・の風さん」
 iPhoneSEの目覚ましで6時半起床。外はもう明るい。現役時代は毎日こんな感じだった。今からまたどこかの会社に新入社員として勤め、毎日早起きして・・・ムリムリ、日中、バリバリ働くだけの体力はないだろう。
 地元の電車の時刻表が改正されて、不便になっている。名古屋と直行で結ぶ列車が激減してしまったのだ。ワイフに駅まで送ってもらって、電車に乗ったが、超ラッキーなことに、名古屋まで乗り換えなしだった。早起きは三文の得以上だった。
 日刊工業新聞社主催のセミナーの仕事で名古屋支社へ行った。今回、初めて、開催可能人数を下回った状態での開催となった。十分な集客ができなかったのは、私の力不足が原因である。1回のセミナーの収支だけを考えたら赤字だが、非開催によるマイナス効果を事務局は心配したと思われる。
 集合型のセミナーで、人数が少ない分、一人ひとりとしっかりコミュニケーションをとりながらの講義ができた。なので、受講者には「このセミナー、内容が悪くて、応募が少ないのだろうか」という疑問を抱かせることはなかったと思う(思いたい)。
 帰りの電車は最寄りの駅までの直行ではなかった。それでも、通勤や通学の人たちには選択肢が乏しいので、超満員だった。
 帰宅して、AppleWatchSEでチェックしたら、スタンディング(立っていた)時間が13時間になっていた。どうりで足が痛いわけだ(笑)。
 またメルカリ出品が売れたが、梱包している余裕はなかった。
 週末は雨の予報である。この時期の塗装工事を明日で終えてしまいたい。塗装にはずいぶん慣れたので、次期は秋にしよう。

4月14日(金)「今日も塗装工事・・・の風さん」
 昨日の疲労で寝坊。メルカリ品を梱包し、キャメロンでコンビニへ向かった。慣れた手順で発送処理をして帰宅。今回の純利益は60円になる。それよりも、身辺整理が進むのがうれしい。
 帰宅してすぐワイフとブランチ。天気予報は今夜から雨になるので、塗装作業は早めにやっておかなければならない。
 完全武装で屋外へ。やり残していたログハウスの東面の雨どいにキシラデコールを刷毛で塗ったが、相性が悪く、きれいには塗れない。キシラデコールは浸潤タイプだからだ。次に、同じく東面にある屋外電源コンセント。周囲をマスキングして、白のアクリルスプレーを噴霧した。元々の色はベージュなので、これもとりあえず塗装ということになる。いい加減なところで妥協することも、この春の塗装工事を繰り返しているうちに身に着けた(笑)。
 今日の最大の大物は、南面で入口の横の外灯だ。既に東面で2個を塗装しているので、やり方は分かっている。大きな違いは、めったに使用していなかった東面と反対に、こちらは毎日利用していたことだ。暗くなると自動点灯し、明け方まで防犯灯としても使っている。なので、隙間から本体内へ羽虫が侵入するので、その死骸が底部に堆積している。築後一度も掃除をしていなかった。
 外灯の周囲を塗装用の養生テープなどを使ってしっかりマスキングした(これが最も時間がかかった)。外灯を分解していくと、案の定、内部に羽虫の死骸が5センチくらいの厚さで積もっていた。すさまじい。予想していたことなので、屋内掃除機を持ってきて、それを吸引した。みるみる吸い込まれていくが、妙なものが出てきた。ゴキではない(笑)。ヤモリの死骸だった。羽虫を追ってここまで入り込み、食べ過ぎが原因なのか不明だが、死んでしまったようだ。ヤモリは吸引せず、自宅へ持ち込んでしっかり記念撮影することにした。
 外灯の塗装に続けて、雨どいと屋外コンセントの2回目の塗装もした。片付けと明日の準備を終えたのが、午後4時過ぎだった。
 運動に必要なワイフにウォーキングを提案した。空は雲が増えていて、スマホによると、1時間後に雨が降るらしい。ちょっと早いな。まっすぐ海まで行って戻ってくる短時間コースにした。
 昨年末から取り組んできた身辺整理の一環の屋内外工事がいよいよ一段落寸前までやってきた。
 夜になり、雨がしっかり降っている。就寝前に読了が1冊あり、今年17冊目となった。これはFBで紹介しようかな。

4月15日(土)「終日雨だったけど・・・の風さん」
 天気予報通りに雨だ。小降りではない。風もあって、庭のログハウスを見ると、東面がほぼ全面濡れている。それでもキシラデコールの効果で、はじかれて水玉のようになっている部分が多い。屋外コンセントの塗装のためにマスキングした紙類がべっとり濡れていた。あとで外しておこう。もう必要ない。入口側は庇があるので問題ない。
 ルーチン、ブランチを終えて、児童書の執筆にようやく復帰した。これまで頭に浮かんだアイデアを、メモのように書き並べながら、イメージを形にしていく。手を動かしながらの思考でないと、頭脳が活性化しないのだ。これが私のスタイルである。このプロセスをしっかりやっていけば、最近話題の ChatGPT などは不要だと思うが、まだ試したことはないので、大きなことは言えないかも(笑)。
 今週末もサラちゃん(保護猫)の調教(ひたすら愛情を注ぐ)のため、長女がやって来る。今日は、途中駅でピックアップ(pick up は正しい英語)し、長女の希望で大型モールへ行った。雨の日のモールは人出が多かった。コロナが終息しつつあることも理由だろう。しかし、ほとんどの人がマスクを着用している。ウィルスと接触すれば感染することは、皆、熟知している。若い人は死ななくても、後遺症が残る恐れが高い。法律で5類にしたからと言って、ウィルスが退散するわけではない。
 モールで楽しく過ごしている間に、昨年に続き、また要人(今日は現役の首相)が襲われた。投げつけられた爆発物が時限的なものでなく、落下の衝撃で破裂するタイプだったら、死傷者が出ていた。パイプ爆弾にはそういうポテンシャルがある。今回は幸運だったのだ。
 晩御飯を食べてから帰宅したので、事件の内容をニュースで確認し、今夜も早めに就寝した。明日、雨が上がれば、ログハウスの外灯の塗装工事を完了させられる。月曜日にエアコン工事ができれば、春の工事は一段落だ。

4月16日(日)「壊れていなかった外灯・・・の風さん」
 想定外に早起きしてしまった(笑)。塗装工事を早く終えたい気持ちが高ぶっていたのだろう。
 ログハウスの入口近くの外灯塗装の2度目をおこなった。数時間後にマスキングを除去し、夕方までに電球を戻して点灯確認できれば完了である。
 家族3人でのブランチを終えたが、頭痛がひどく、寝不足が原因のような気がした(これまでも経験があった)。そういう場合に効果がある頭痛薬を服用して、少し横になった。仮眠すれば、頭痛は去ると思っていた。
 はたして仮眠後、頭痛が解消したので、屋外へ出て、ログハウスのマスキングを除去した・・・ら、センサー部分の養生テープと一緒に、保護部品(半透明のカバー)が剥落した。樹脂部品なので、強度が低下していたのだろう。内部のセンサー(おそらく半導体を使った光センサーや、移動物体を検知するための赤外線センサー)の表面が?き出しになった。
 解説は省略するが、動作確認を色々とやった。この外灯の動作はちょっと複雑で、暗くなると弱く点灯する。移動物体を感知すると、強く点灯する。明るくなれば消灯する。こういった一連の動作を調べたのだが、思ったように動作しなかったので、故障したと早合点した。冷静に考えたあと、この動作は時定数が長い(機敏に反応しない)のではないかと推定した。そして、実際、リアルの夕方になると点灯し、試しに接近すると照度が増した(これだけは応答が早かった)。ホッとして、後日、センサーカバーだけ修理することにした。やれやれ。
 晩御飯後、長女を名古屋まで送って帰宅した。月曜日のエアコン更新工事のために、リビングのソファやテーブルを移動させてスペースを作った。いよいよである。工事が楽しみだ。

4月17日(月)「電気屋さんの知恵・・・の風さん」
 朝のトーストを食べ終わるか終わらないうちに電気屋さんが来てしまった。総勢3人。ワイフはトール教室があるので、工事の立ち合いは私だけである。サラちゃんの見守りも重要だった。
 準備はできている。これまでの経験もある。当日、進行を見ながらお願いすることがいくつかあった。それらの中の2つはゴキ対策だった。排水ホース用の防虫キャップ(百均でも売られている)の取り付けは簡単だが、もう一つは少々厄介だ。
 屋内外をつなぐ、壁にあけられた丸い穴の処理である。壁の中には断熱材が入っているが、高密度に充填されているわけではない。エアコンの電源や排水ホースとの間に隙間があれば、壁の中を伝ってきたゴキが屋内に侵入することが可能だ。実際、取り合えるクーラーのすぐ近くでゴキが出現したことがある。今回クーラーを外した後、壁の穴をよく観察し、さらに中に手を入れてみて、隙間があったことを確認した。作業者によく説明したところ、エアコン付属ではない円筒形の部品を持ってきてくれた。サイズもピッタリである。屋内側はフランジがついているから安心で、屋外側はパテで完全に埋めてくれた。
 約2時間ほどの作業の中では、他にも対応すべきことがあったが、大した問題ではない。
 工事後のコーヒータイムの中で、密度の高い雑談ができた。リーダー格の人が、もともと技術者で脱サラで電気屋さんになったそうで、単なる電気工事士ではないのが、話題を盛り上げた(私を喜ばせた)。得られた情報の中で、すぐに役立ったのが、電波強度アプリである。屋内にいて、Wi-Fi(無線LANルーター)との位置関係が変われば、当然、通信速度が変わるはずで、スマホがあれば、アプリを使って測定できるはずとリーダーは考えた。本当にアプリがあったので、端末を置く位置や、そもそもWi-Fi装置を設置する位置の最適化がはかれたというのである。私も後で、アップルストアで検索してみたら、確かにあった。
 新幹線の乗車すると無料のWi-Fiが使えるが、あまり通信状態はよくない。結局、iPhoneは4Gでつないでしまうし、MacBookAirを使うときは、そのiPhoneでテザリングしてしまうことが多い。今度、乗車する機会があったら、通信速度をこれで測定してみよう。
 午後は、工事の立ち合いと電気屋さんとの交流で疲れてしまい(情けない)昼寝してしまった。

4月18日(火)「技術的な考察だけで日が暮れて・・・の風さん」
 スマホのアプリを使って電波強度を測定したら意外な結果だった。
 かつて書斎でのオンライン会議で接続の問題があったため、1階の無線ルーターからつなぐ中継機を2階に設置していた。ところが、中継局を使うよりも、1階のルーターとダイレクトにつなぐ方が通信速度は速いのである。さらに5Gを選択しても高速の値がちゃんと出るので、不安がらずに使っていいようだ。ということは、購入した中継機はまがいもの?
 今日はワイフを駅まで送るため、普通の人の生活時刻に起床した。要は、自分にとって早起きだったということ。活動時間がたっぷりあるので、あれもしようこれもしようと思う中に、 ChatGPT のお試しがあった。それは後半のお楽しみということで、最近の屋外工事の残務を先にやってしまおうと思った。
 防虫キャップの余りがあるので、まだ装着していなかった室外機の一つに処置しようとしたら、ホースの先端が破損していて、力を入れるともろく崩れていく。樹脂は屋外に放置すると劣化する。防虫キャップを装着するだけではすまず、コード類を保護するテープもボロボロだったので、最後はしっかりテーピングまでしなければならなかった。やれやれ。ほかの室外機も点検すれば、同じことになりそうだ。点検は今後ゆっくりやろう(笑)。
 赤外線センサーの破損したカバーをどうやって修理するか、その検討だけで、どんどん時間が経過していった。センサーライトは多数所有しているので、他の機器を参照すると、すべて乳白色で同じ樹脂が使われているように思われた。ネット検索すると、大多数はHDPE(高密度ポリエチレン)製だった。裏側に凹凸があり、
フレネルレンズになっていて受光部に焦点を当てているようだった。破損した我が家の外灯のセンサー部を観察すると、フレネルレンズはカバーの内側で、破損せず無事である。一体構造ではなかった(ラッキー)。こうなると、HDPEを使用している本質的な理由が補修のポイントとなる。あれこれ検索した結果、低密度よりも硬度が高いことから、保護の目的なのはすぐ分かる。比較的安価で加工しやすいことは今日知った。これまでの自分の経験から、赤外線を透過する性質は必須だと知っている。たとえば透明なガラスは赤外線が通らない。裏の土地のセンサーライトでは、結局、サランラップで代用して成功した。なので、HDPEを使った製品からカットして同じ形状のものを作りたくなる気持ちを抑えて、今回もサランラップでカバーの代用にすることにした。外灯の位置は庇の下なので、環境的には恵まれている。日が暮れてから動作確認したが、全く問題なかった。
 そんなこんなであっという間に1日が終わりに近づいてしまい、 ChatGPT のお試しだけでなく、他にも色々なことができなかった。それで、落ち込んだ。
 明日こそ、と思いつつ、とにかく今夜も早めに就寝することにした。

4月19日(水)「今日も技術の勉強で日が暮れて・・・の風さん」
 今日こそは効率よく仕事をこなそうと、やや早起きした。
 朝のルーチンをてきぱきとこなして書斎へ。昨夜返信できていなかったメールを3つ作成して出した。
 昨日防虫キャップの装着をしたのは、実は(書斎のエアコン用なので)、北側の屋根の雨どいの中に誘導されていた排水ホースだった。また伸縮ハシゴを使ってサーカス芸で作業をやりながら、意外な発見をし、ショックを受けていた。苦労して高圧洗浄した屋根にまた緑色のコケが増殖しかけていたのだ。この原因を調べるべくネット検索をかなり続けた。出てくる情報は、屋根や壁の塗装を専門とする業者ばかりで、アマチュアが挑戦している例はきわめて少なかった。結論として判明したことは、屋根や壁の洗浄をおこなうのは、塗装の前段階の処理工程だということ。洗浄だけを単独でやると、しかも高圧洗浄のように強烈にやると、かえって塗装を痛めてしまう恐れがあるという。コケや汚れが気になるなら、優しく中性洗剤とスポンジで洗う程度にするのが無難とのことだった。ショックだった。
 そこへいくと、ウッドデッキのような木材の腐食劣化を防ぐために、キシラデコールを浸透させる方法があるのは、ある意味、うれしいことだと思った。
 コケや汚れに強い屋根や壁にするなら、高価なフッ素系の塗料を使うか、素材そのものを金属系にすること、また石材系(タイルなど)で作っておけば高圧洗浄にも耐えられるとのことだった。
 勉強になったが、今後の対応を考えると、数年以内の業者による再塗装がベストらしく、費用の点で悩ましい。
 昨日の赤外線センサーカバー、今日は屋根のコケ対応と、勉強ばかりですっかり疲れてしまった。 ChatGPT の勉強はまた延期。
 作家業も手がつかず、もうすぐ配信終了になるという映画をAmazonprimevideoを途中まで観て、今夜も早めに閉店。

4月20日(木)「仮眠のあとはアラン・ドロン・・・の風さん」
 昨日に続いて、今日も気合を入れて一日がスタート。ストレッチ、朝食後、キャメロンで外出。しばらく洗車していないので、落下した鳥の糞やらで汚れている。来週は洗車もしなければ。
 JAからUFJのATMを渡り歩いて、月例のキャッシュ移動。その後、ドラッグストアで1品を15%引きクーポンを使って購入し(涙ぐましい節約は続く)、ホームセンターへ行きDIY用品を補充・購入した。さらに近くのクリニックへ行き、使い切ってしまった花粉症の薬をもらった。薬だけが欲しかったのだが、いちおう形だけは受診履歴が残った(しかし、受付順番は前の人を飛び越して、べらぼうに早かった)。
 外回りの仕事を効率よく終えて帰宅できた勢いで、エアコン更新工事の残務までやった(あとは支払いだけだな)。
 昼食後も効率よくと思ったが、疲労を感じて早くも失速。仮眠が必要だった。
 昨夜鑑賞途中だった映画の続きを観た。アラン・ドロンの「ビッグ・ガン」である。実に50年前の映画。イタリアとフランス合作で、使用言語はイタリア語。主役のアラン・ドロンはマフィアの殺し屋だ。妻子がいるので、足を洗おうとしたのが発端で、愛する妻子が自分に仕掛けられた爆弾で死んでしまうことから、復讐劇が展開される。50年前の当時の世相を楽しみつつも、私は書き手の一人として、ストーリーを自分なりに作りながら、結末を想像して胸を躍らせていた。ところが、最後の最後で、結末が予想できなくなった。意外な結末だったが、よく考えてみれば、ちゃんと伏線はあった。
 それにしてもアラン・ドロンのカッコよさにはため息が出た。そういう彼も87歳である。最近の写真を見てみたら、若いころの面影はちゃんと残っている。やはりカッコいい87歳になっていた。

4月21日(金)「手紙だけは書きたかった・・・の風さん」
 昨日の疲労をとるため、睡眠時間をたっぷり確保してから起床。いつも通りにストレッチをしながら、自分という肉体システムを起動させていく(おおげさな!)。
 ところが、ブランチ後、全身の筋肉痛というか節々のかすかな痛みをおぼえた。これで、発熱があれば、ウィルス性の風邪(今なら新型コロナ)にかかった状態と似ているのだが、検温してみると、発熱はない。
 無理をせず、もう少し休眠が必要と判断して、昼寝してみた。物理的な(フィジカルな)体調不良なら、横になって読書ぐらいできる。ところが、そんな気にはなれない。最近またAmazonに色々と発注していて、いじってみたい品物もあるのだけれど、起き出してまでやる意欲はわかない。
 夕方何とか階下へ降りて、ワイフに体調不良をつぶやいたが、私のことはスーパーマンか悪魔だと思っているので、同情はない(笑)。結局、「これは老化現象の一つだ」と結論して終わってしまった。
 書斎に戻って、とにかくこれだけは、と思うことに取り組んだ。
 今から15年ほど前に、新鷹会の大先輩穂積驚(みはる)先生のご長男の自費出版をお手伝いしたことがある。ずいぶん昔のような気がするが、出版前のプロセスに数年かかったからそう思うのだろう。その本は『長谷川伸先生の旅』というタイトルで、長谷川伸の膨大な作品の中で、単行本におさめられなかったと思われる短い作品(雑誌に掲載されたエッセイのようなもの)を中心にまとめたものである。当時、新鷹会の出版許可が得られなかったので、著作権が切れる長谷川伸の没後50年(今から10年前)くらいから、あちこちへ配布を始めた。ご長男の方はすでに亡くなられたらしく、連絡もとれなくなっていたので、その仕事はほとんど私がおこなっていた。
 今年、新鷹会の機関紙「大衆文芸」2023年春の号が発行され、『長谷川伸先生の旅』の収録作品の中から「柏のお婆さん」が転載され、同時に、この自費出版の存在も明らかにされた。つまり、新鷹会から堂々と(正式に)『長谷川伸先生の旅』が認められたのである。こういう日が来ることを待ち望んでいた私は、配布(贈呈)した方たちの何人かに、この事実を(今回の「大衆文芸」を同封して)伝えることにしたのである。
 すでに「大衆文芸」を10冊分けてもらっていた。郵送するためのスマートレターも買ってあった。あとは手紙文だけだった。
 全身の(節々の)痛みが消えたわけではなかったが、手紙を書けるだけの気力と体力は戻っていた。

4月22日(土)「雑務しかできない・・・の風さん」
 今日もゆっくり起床。肉体労働に挑戦するわけでもないので、朝食は抜きだ。
 心理的なプレッシャーになる手書きを回避するため、宛名シール印刷をした。用意してあるスマートレターに次々に貼っていく。楽だ。「大衆文芸」と手紙と名刺だけを入れて封印した。徒歩で投函に行ってきた。往復で約千歩。まだ数人、送りたい人がいる。来週、スマートレターで買おう。
 帰宅してすぐ風呂洗いに取り掛かった。2か月ごとの防カビ燻蒸をするため、ユニットバスを分解して掃除するのだ。今日は天気も好いので、夕方までに乾燥も終わるだろう。
 昼食にトーストを食べてすぐ、横になった。妙な疲労感と節々の痛み。ただし発熱はない。横になると、本当に寝てしまう。情けないと思う間もない。・・・。
 夕方、ベッドから這い出して、風呂の防カビ燻蒸をセットした。コーヒータイムにしたが、寝たおかげで元気が出た。
 その勢いで、購入したばかりのドラレコをいじってみた。6年前に5千円のドラレコを購入し、キャメロンに装備してあるが、そのままで何も操作していない。事故がなかったからよかったものの、あまりの安物で、特に利用価値を感じなかった。今回、GPSを搭載していて、車室内(つまりクルマの横方向)も同時録画でき、iPhoneと連携するタイプを購入した。これくらいなら、使い道はある。書斎でオフラインで操作できた。あとは、キャメロンの現有機と簡単に交換できるかだ。
 防カビ燻蒸のあとは、換気である。それが終わったら、新たにお湯をはって入浴となる。今夜は、そのペースが遅くなった。
 就寝前の読書が、一日でもっとも安らぎの時間である。カーテンは半分開けてあり、外は明るい。私と違って睡眠時間が極端に短いワイフは、延々とログハウスで作業をしている。

4月23日(日)「やれることをやるだけ・・・の風さん」
 昨日に続いて今日もゆっくり起床。体を少しひねると腰に激痛が走ることがある。これだけは徹底的に要注意だ。腰痛で苦しんだ人を周囲で何人も見てきている。そういった人たちは、例外なく仕事で無理をしていた。
 とにかく無理はしなくても、何かしていかなくては、前進はない。たとえ1ミリでも進めていくしかない。
 DIYの残務が続いている。否、続けざるを得ない。DIYの方が精神的なプレッシャーが小さいからだ。作家業は、楽そうで、実は心身にプレッシャーがかかる。そういう意味で、現役時代の会社の仕事と似ている。ただし、会社の仕事は助けてくれる人がたくさんいた。部下、同僚、上司・・・。作家業はそれが少ない。
 昨日届いた手すりを寝室の鴨居に取り付けた。これは、ぶら下がりや懸垂のトレーニングのためで、これまで作業用手袋をして、鴨居(特殊物入れの出っ張ったところ)に直に両手を引っかけていた。背筋を鍛えるために、重要な道具である。しかし、肉体的に完璧でない今はまだできない。それでも、用意だけはしておく。
 屋根の汚れに対して、間違った高圧洗浄をしていたことはこの間書いた。その後、YouTubeで有益な情報を得た。壁や屋根のコケやカビを落とす薬剤が紹介されていた。ちょうどトイレハイターとよく似た効果らしい。お試しに、すでに希釈してある1リットルを入手した。YouTubeでは、まだ塗装後3年でのコケ発生なので、その洗剤を散布して30分後にはもう効果が現れていた。通常は1週間くらいかかるらしいが。また伸縮可能梯子を持ち出して、屋根の一部分に噴霧してみた。さすがに30分たっても何の変化もなかったが、しつこく3回噴霧しておいた。今後、1週間くらいで、周囲と差が出るか、観察することになる。
 夕方、ワイフとアクアで出かけた。統一地方選挙(当地は町長と町議会議員を選ぶ)の投票をした。これまでは徒歩で行ったものだが、なぜか私の右の膝が痛くて、負荷をかけるのを回避した(やれやれ)。ところで、選挙だが、当地はご多聞に漏れず、人口減少を始めとする地方ならではの問題を抱えている。これらの問題は、それぞれの地方の個別の問題ではなく、国の問題である(日本そのものの来し方に原因がある)。さらに私流に言うならば、資本主義と民主主義のひずみが生じている、つまり先進国の共通の問題である。大きな視点で取り組んでいかなければならない。かじ取りはきわめてむずかしい。
 投票後、今月は遅くなってしまったが、墓参に行った。黄砂のせいで墓石をぬぐうとざらざらしていた。だから、雑巾を洗うと水が黄土色になる。供花はとうぜん枯れていたが、種子が落下したのだろう、双葉の新芽がたくさん生えていた。アリの巣らしきものもいくつかあった(が、放置しておいた)。
 夜、児童書を1冊読んだ。今年通算18冊目の読了である。

4月24日(月)「辻先生を見習おう・・・の風さん」
 今日も無理せず自然に目覚めて起床。
 キャメロンで外出。GSに近いホームセンターへ行き、またDIY用品を購入した。GSでキャメロンに満タン給油。帰りにJP分局へ寄って、スマートレターを補充も含めて5つ購入して帰宅。キャメロンが汚れていて洗いたいが、今日は他にやることがある。
 昼食、ルーチン後、裏の土地へ出動した。今年最初の電動草刈りである。駐車する辺りがよく伸びていたので、そこを中心に刈った。すぐにバッテリー1個がなくなり、マガジン内のナイロンカッターもなくなった。雨上がりでもないのに、草がべっとりと保護カバーに付着していた。電動草刈りは、最後に道具類の洗浄までやって完了である。バッテリーの充電は、夜までかかって2個終了。しかし、最初の1個はタイムアップ(最後の最後まで充電して使わせないように、時限総智が内蔵してある)で寿命が尽きた感じがする。予備は買ってあるので、いよいよそれを使う時が来たかも。
 辻真先先生の新刊が届いた。『仮題・中学殺人事件』(創元推理文庫)で、デビュー作の新装版である。私は、2004年版を読んでいる。90歳を過ぎて、辻先生は大ブレイクした感がある。過去の名作が復刊され、しかもヒットしている。ついこの間送ってもらった『たかが殺人じゃないか』などは、舞台が敗戦後の名古屋や愛知県で、古典にしてもいいくらいリアルな描写になっている。貴重な文化遺産である。私も辻先生の年齢までまだ20年以上あるのだから、精進して良い作品を残さなければならない。とは思うが、やはり辻先生は超人のような気がする。凡人の私にはとても届きそうもない。
 また「大衆文芸」をスマートレターで送るので、手紙を3通書いた。

4月25日(火)「ひたむきに生きる・・・の風さん」
 天気は下り坂である。雨が降り出す前にと、キャメロンで買い物に出かけた。途中で、走行距離が22万キロを突破した。平成7年(1995)式なので、28年目である。私が中古車で購入したのは、たぶん12年前。当時の走行距離は覚えていない。ここ数年は部品の更新や修理に随分と投資しているが、私が運転できなくなるのと、キャメロンが走れなくなるのと、どちらが先かは分からないが、とにかく最後の愛車だと思っている。そういう意味で、屋内外のDIYも同様である。できる限り、ここで元気に暮らしたい。
 最も近いホームセンターからドラッグストアへ移動し、買い物を終えて帰宅した。まだ雨は降り出していない。よし、と気合を入れて、高圧洗浄機を取り出した。明後日名古屋まで行くので、キャメロンの汚れを少しでも落としておきたかった。要領はすっかり身についている。てきぱきと作業を終えた。もちろん水洗いだけ。拭き取りもしない。最後に、高圧ノズルの部品が壊れた。力を入れればすぐにも壊れそうな樹脂部品だった。ネットで販売されていたが、ホームセンターでも入手可能らしいので、これは後日、そこで取り寄せることにする。どうせ急ぐ必要はない。
 明後日の名古屋はセミナー講師の仕事である。キャメロンで往復する。使うPPT資料のフォントを、MacBookAirで見栄えがするように統一しておいた。次の機会があるか分からないが、やれるときにやっておくのがいい。
 洗車後、徒歩で(運動のため)スマートレターを投函してきた。とぼとぼ歩きながら、年金生活者を自覚する。
 夜は、映画を観ながら hairdye を強行した。これも明後日のためだが、映画は、例によってAmazonprimeでの配信がまもなく終了と出ていたので、急遽観ることにした。タイトルから小説を読んだ気がするが、探しても書斎にない。やれやれ。自分の専門分野でボケが進行している。
 外は雨が降っている。明日も雨の予報だ。気がふさぐ。

4月26日(水)「今日もひたむきに・・・の風さん」
 ときどき小雨が降っている。雨はひどくないが、気温が低い。気温の上がり下がりが尋常でないのが、昨今の気候の特徴のような気がする。
 とにかく私はこつこつとやり続けるしかない。今朝、「大衆文芸」が届いたと五大路子さんからメッセージがあったので、こちらから電話して、長谷川伸先生の没後60周年について話し合った。できれば何かしたいという気持ちは同じである。とりあえず五大さんは、今年の忠太郎地蔵尊の供養祭に参加するとのこと。私はその他に、6月の先生の墓参を提案した。
 屋内の改善工事を2件こなした。リビングのカーテンレールを中央で支える治具の強度アップと、寝室のぶら下がり用手すりの固定治具の補強である。カーテンレールは洗濯物の屋内干しのため、手すりは私の万が一の体重増加対策だ。ぶら下がり用手すりだが、会社の元同僚も以前から健康のためにやっていることを先日聞いた。同世代は似た問題を抱え、同じような対策を考えてしまうことが、なんとも共感してしまうというか、自分は決して一人ではないと元気が出る。
 明日のセミナーのため、少しでも進歩したいと勉強を兼ねて準備した。新たに知ったことの一つに、今でも日本工業規格だと思っていたJISが、令和元年(2019)7月1日付けで日本産業規格に改正されていた。理由として、標準化の対象にデータ、サービス、経営管理等を追加したからだという。いくら日本の産業構造がGDP比でいうと、第三次産業が7に対して第二次産業が3と大差をつけられていても、モノづくりは工業として、独立性を残してほしい。
 執筆マシンを更新してから、デスクトップについてきたキーボードが使いやすくて常用している。多用すると何が起こるか知っているので、適合するシリコン製キーボードカバーを購入した。それが届いたので装着しみると、ピッタリである。何だかうれしくて元気が出た。
 あと、日本文藝家協会の年会費をじぶん銀行から手数料タダで振り込み、キャメロンの走行距離22万キロ突破をFBにアップした。

4月27日(木)「難しいセミナー講師・・・の風さん」
 目覚ましで7時起床。いつもより早いが、現役時代はもっと早かった。早起きは三文の得というけれど、現役時代は、早起きも仕事のうちだと思っていた。
 8時過ぎにキャメロンで出発。今日は名古屋でセミナー講師の仕事がある。現役引退後も仕事があるというのはありがたいことだ。
 目的地まで有料道路を使って片道50kmである。公共交通機関を使うより断然早く着いた。楽ちん。
 このセミナーでは会場とオンラインのハイブリッド型である。今回はオンラインが過半数で、そちらへ気配りするようにと事務局側からも念を押されている。たとえば、いつも持参する資料類は、会場の受講者に触れさせているところをオンライン受講者に見せてはいけない。それから、準備に時間がかかるため、受講者に動機や目的をいちいち聞いている余裕がない。なかなか難しいセミナーである。
 そういったこともあってか、今回は時間不足になってしまい、最後の質疑応答の時間をしっかり確保できなかった。昨年は余裕があったのに、これはどうしたことか。気力・体力の低下で、進行速度が落ちていたのかもしれない。次回(来月もある)は気を付けよう。
 帰りも楽だった。
 メルカリで購入した、明治期の『塵劫記』類似書が届いていた。出品されていることは知っていた。安価なのに購入者が出てこないので、出品車が2度の値下げをした。どうしても売りたかったようで、購入したら、先祖の遺品だが大切にできる人を探していたことが分かった。私を信用してくれて、出品者は喜んでいた。私も先祖供養に協力できてうれしかった。
 週末はまた雨の予報なので、明日はその前にやりたいことをする。

4月28日(金)「今日こそ作家業に復帰・・・の風さん」
 昨日のセミナーの仕事が一段落したので、さあ今日から本格的に作家業に復帰だ、と気合を入れながら起床。
 朝のルーチンを順調にこなした後、執筆マシンに向かったのは、6回目のワクチン接種のネット予約をするためだった。65歳以上または基礎疾患のある人が対象で、案内が来ていて、今朝の10時が予約受付開始時刻だった。幸いこれまでワクチン接種で、特に異常(発熱や痛みはしっかりあったが、これらは異常ではない)はなかったので、これからインフルエンザのワクチン接種と同様に(というか、混合タイプになるかもしれない)、恒例行事にしていこうと思う。善は急げで、できるだけ早い日程を確保したかった。さらに、複数の接種会場(病院)の中で、近所なのに、一度も行ったことのない病院を、この際、下見もかねて選択することにした。それでも、接種日程は5月中旬になってしまった(できれば連休明けすぐにしたかったのだが)。
 ワクチン接種の日程が決まった流れで、他の日程もいくつか確定することにした。キャメロンを車検のためカリチューへ持ち込む日を決めた。6月の京都での講演のために前泊で行くことにして、そのホテルも定宿で予約しておいた。いちおう全国旅行支援対象で、クーポンももらえるかもしれない。
 土日は雨の予報なので、屋外作業を少しやっておくことにした。少しだけのつもりだったが、ちょっと当てが外れた。裏の土地の電動草刈りの途中で、バッテリーが1個死んだ(充放電のカウントアップになった可能性が大)。予備の1個と交換して作業を続けていたら、まもなくそれも死んだ。こちらも寿命が間近のようだった。もっと予備があるはずだと思って、小屋の中を探しまくったがなかった。予備は電動ドリル・ドライバーに使ってしまったのだ。このあと、またバッテリーを発注することになった。やや時間が余ったので、庭の切り株の頭を電動チェーンソーを使って低くすることにした。昨年の初冬にシルバーさんに伐採してもらった跡である。のこぎりよりははるかに楽にカットできるが、地面すれすれまでにするのは難しい。時間もかかった。
 途中まで鑑賞していた映画の続きを観た。その後も、私が追究するリアリティが見事に表現されていて、作品のテーマが強烈に私の中へ飛び込んできた。映像と役者の演技でできているわけだが、深い感動を呼ぶ作品だった。原作つまり文章表現の小説でどのように書かれているのか気になったので、メルカリ出品を購入して確かめることにした。
 2日延期していたふろの日対応で、風呂釜掃除をした。月例行事である。終了後、簡単に風呂洗いもした。
 おかしい。雑務はほどほどにして、作家業復帰のはずだったのに、疲れてしまった(笑)。やはり雑務はもっと減らさないと、ボケ老人の作家業復帰はむずかしいか。

4月29日(土)「論理的思考力問題・・・の風さん」
 徐々に天候は悪化している。雨が降り出す前に、そして今日は土曜日で、いつも通りにポストの郵便物の回収があるので、急いで封書を1つ作成した。
 著作物の2次使用に対する許可連絡である。私の作品の一部が、入試や模試の問題に作成されるのだ。毎年、これが続いていて、私の作品の特徴になっている感じがする。問題を作成しやすいのだろう。ただし、長文読解でもページ数が少ないので、収入としてはわずかである。たいてい千円ぐらい(笑)。
 これまで国語の問題に使われていたのだが、今回のはちょっと特殊だった。学力試験とは別に実施される高校入試問題で、教科の枠をこえ、論理的思考力や記述力をはかる総合問題の一つとして使用されているのだ。予備知識のなかった私は、早速、その問題を解こうと試みたが、第一問からとまどってしまった。さらに円周率の数値を使った問題では、問題の意図がすぐに理解できなかった。クイズかなぞなぞだと思えば楽に答えが出ただろう。すべての問題をやり終えて、明らかに論理的な思考力をはかろうとしていることが分かった。そういう狙いの問題だと知ってないと、時間を浪費してタイムアップしてしまう恐れがある。
 この試験で好成績を上げ、さらに高校でも能力を伸ばしたとすると、その先の進路はどうなるのだろう。たとえば数学者や哲学者への道が考えられるが、最初からまっすぐ数学や哲学への道を進むのとどう違うのだろう。才能の発掘という点ではすぐれた選抜方法の可能性はある。しかし、もしそうだとするなら、次の段階は、早く専門のコースへと進ませることではないだろうか。やたら理屈っぽいおとなになっても、頑迷な人と思われるだけかもしれない。
 歩いて投函に行き、雨に降られることはなかった。
 しまいこんである古い写真アルバムを引っ張り出した。人生の先が少なくなってくると、こういった思い出の品物も、これからどのように扱ったらいいか迷ってしまう。事務的な思考と判断には力が入らないが、たとえばこれを題材にした児童文学のプロットを作るのなら、モチベーションが高まるかもしれない。

4月30日(日)「初めて入ったスーパーの食材売り場・・・の風さん」
 GWに入っているが、天気はあまりよくない。観光地に住んでいるので、こういう天気だと、道路は混んでいない可能性がある。
 昨夜見ていた写真アルバムから、随分むかしに食べた、豪勢なイチゴのタルトのようなケーキを思い出した。40年も前のことである。それを食べたホテルが今もあるかワイフがスマホで検索したら出てきた。同じ名前で同じ場所にあったが、外観は変わっていた。今から10年以上前にリニューアルしていた。
 近くのケーキ屋さんに似たケーキがあるというので、日暮れ前に出かけることになった。
 やはりどんよりした空模様では観光客の出足は悪いようで、道路は空いていたし、そのケーキ屋も混んではいなかった。そこは屋内外に客席があり、花がたくさん咲いたガーデンや海も眺めることができる、観光客の人気スポットである。ワイフがいう似たケーキはかろうじて残っていて、ワイフがチョイスした。
 帰りにスーパーで買い物をしたが、そこの食材売り場に入ったのは私は初めてだった。「ここに住むようになって初めて?」とワイフが驚いていたが、そういうことはある。もし今がその済むようになった当時なら、「へえ、近くに立派なスーパーマーケットもあるんだ」と私は感心したろうが、今、無理やり感想を述べるなら「人口減少が続く中、いつまでこの店が続くだろう」ということになる。
 過去に目を向ければ、すばらしい体験ばかりだ。意欲的に生きてきたからだろう。その気持ちは今も変わらないが、ボケ老人は身体がついてこない(笑)。前途を想像すれば、どう生きていくべきか、若い時と違った悩みが生じる。


2023年5月はここ

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